日本滞在も今日で終わり。うららかな春の陽気に、6週間という長き、そしてあっという間だった時間を思う。ここに来た時はこんな雪の日が多かった。気温も毎日マイナスで、日中でも1度とか2度。「きんと張り詰めた空気」といえば聞こえはいいが、要は寒いだけなのだ。しかも日本の冬は乾燥してるから、静電気もビシバシ。暖房で室内も乾燥するから、お肌はカサカサ。湿度の高いリマの冬が恋しいとさえ思った。
こちらは3月某日の松本市。日本アルプスを従えた国宝・松本城は、まるで絵葉書の世界。穏やかな陽気に、お堀のアヒルも気持ちよさそうだった。とはいえさすがに山国、午後3時を過ぎるとぐっと冷え込んでくる。それでも、一歩一歩確実に近づいてくる春を感じるのは心躍るものだ。
今回の一時帰国では、家族や親戚だけでなく、懐かしい人たちにもたくさん会うことができた。忙しいなかで時間を作ってくれただけでもありがたいのに、「ペルーじゃなかなか食べられないでしょう」と、美味しいものをあれこれとご馳走して頂き、またお土産もたくさん頂いてしまった。皆々様、本当にありがとうございました。
また、昨年就職した姪っ子もプレゼントをくれた。前から欲しかった「フィッシュロースター」と「ヨーグルトメーカー」だ。もともと今回帰国したら買って帰ろうと思っていたものだが、「就職祝いのお返しをまだしていなかったから・・・」と。身内びいきで恐縮だが、本当に優しい、いい子に育ってくれたと思う。
聞けば随分と慎ましいお給料なのに、たくさんありがとね。でもね、Rちゃん。できればもっと自分のためにお金を使いなさい。そうしてくれたら、私はもっともっと嬉しいよ。ということで、身も心も、そして荷物もパンパンになってリマに帰ります。日本の皆様、本当にお世話になりました。リマの皆様、またよろしくお願いします。