イタリアのスペランツァ保健相は9日、新型コロナウイルスの感染リスクを理由として、ペルーを含む13か国からの渡航者の入国を禁止する措置を発表した。
ラテンアメリカからリストアップされた国はペルー、ブラジル、チリ、パナマ、ドミニカ共和国の5か国。他はアルメニア、バーレーン、バングラデシュ、ボスニアヘルツェゴビナ、クウェート、北マケドニア、モルドバ、オマーン。
「パンデミックは世界中でより深刻な状況にあり、イタリア国民の犠牲者をこれ以上増やすことはできない」と同相は述べた。
WHO検証委員会
WHOのテドロス事務局長は米国の同機関脱退発表から2日後、パンデミック下の組織対応を検証するための委員会を設置すると発表した。
同委員会は、ニュージーランドのヘレン・クラーク元首相ならびにノーベル平和賞受賞者のエレン・ジョンソン・サーリーフ氏が主宰する見通し。
妊婦へのウイルス感染調査
イタリアのミラノ大学は、新型コロナウイルスに感染した妊婦から胎児への感染の可能性を調査により明らかにした。
調査チームは入院中の妊婦31人を検査し、胎盤や臍帯血、膣内から同ウイルスが検出されたとしている。
ラテンアメリカのCOVID-19現況
一方ラテンアメリカでは、ボリビアが1日の感染者数記録を更新(1439人)。チリ政府は首都サンティアゴのウイルス対策につき、封じ込めには”ほど遠い”と発言。またウルグアイでは国境通過に際し、到着72時間以前の検査によるCOVID-19非感染証明をすべての入国者に要請した。
世界の地域別COVID-19死者数(7月9日)
- ヨーロッパ 20万1124人
- 米国・カナダ 14万1086人
- ラテンアメリカ・カリブ諸国 13万5496人
- アジア 4万710人
- 中東 1万9215人
- アフリカ 1万2247人
(ソース: Gestión 10/07/20)
ペルー国家緊急事態発令117日目
7月10日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計
- 感染者数 319646人(前日比+3198)
- 死者数 11500人(+186)
- 既検査数 1883326件(+20048)
- 陽性率 16.97%
- 死亡率 3.60%
- 入院患者数 11894人(+124)
- 上記の内ICU患者数 1309人(+17)
- 回復患者数 210638人(+2836)
7月10日0:00現在州別感染者数
(*Clasificación de las regiones naturales se rige a la de INEI. / 地域区分は国立情報統計庁の分類に従う)
COSTA 251542人(+2198)
- リマ 172854人(+1396)
- カリャオ 18921人(+176)
- トゥンベス 3309人(+52)
- ピウラ 18394人(+101)
- ランバイエケ 14818人(+76)
- ラ・リベルタ 11629人(+135)
- イカ 9140人(+143)
- モケグア 1254人(+33)
- タクナ 1223人(+86)
SIERRA 37776人(+639)
- カハマルカ 3216人(+106)
- ワヌコ 3493人(+132)
- パスコ 1280人(+9)
- アンカシュ 9286人(+101)
- フニン 4890人(+69)
- ワンカベリカ 1057人(+8)
- アヤクチョ 2178人(+48)
- アプリマック 620人(+5)
- クスコ 2125人(+32)
- アレキパ 8496人(+122)
- プーノ 1135人(+7)
SELVA 30328人(+361)
- ロレト 9727人(+71)
- アマソナス 3238人(+71)
- サンマルティン 6433人(+127)
- ウカヤリ 8558人(+82)
- マードレデディオス 2372人(+10)
過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 7月10日 3198人(186)
- 7月9日 3537人(181)
- 7月8日 3633人(181)
- 7月7日 3575人(180)
- 7月6日 2985人(183)
- 7月5日 3638人(177)
- 7月4日 3481人(186)
- 7日間平均 3435.3人↓(182↑)
(ソース: MINSA 7月10日)