ペルー首相府（PCM）は26日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う国家緊急事態の発令期限を7月31日まで1か月延長し、現行の複数制限を改定する大統領令第116-2020-PCMを官報にて公布した。
国家緊急事態発令中は、身体の自由および安全、住居の不可侵、集会の自由、移動の自由に関する憲法上の権利が制限される。緊急事態期間延長以外の改定に係る概要は次の通り。
外出制限の限定適用
- 7月1日以降、外出制限（昼間）はアレキパ、イカ、フニン、ワヌコ、サンマルティン、マードレデディオス、アンカシュの計7州にのみ適用される。
- 14歳未満の児童および65歳以上の高齢者、基礎疾患のある市民には7月以降も引き続き外出制限が適用される。
夜間外出禁止令
- アレキパ、イカ、フニン、ワヌコ、サンマルティン、マードレデディオス、アンカシュ各州では7月1日以降も引き続き適用。月曜～土曜は午後8時から翌午前4時、日曜は終日。
- 上記以外の州では毎日午後10時から翌午前4時までの適用となる（7月1日以降、日曜昼間の適用は解除）。
金融機関
- 施設最大定員は規定の50%以下
- 入店時の消毒
- マスク着用義務
- 社会的距離の保持
伝統的小売市場、スーパー、食料品小売店など
- 施設最大定員は規定の50%以下
- 入店時の消毒
- マスク着用義務
- 社会的距離（1m）の保持
14歳未満の子供の外出
- 同居成人1名の同伴義務
- 自宅から500m以内
- 最大60分
- 社会的距離（2m以上）の常時確保
- 基礎疾患のある子供およびCOVID-19陽性者は外出禁止
- SCへの出入りは禁止
- 人が密集または密閉された場所への出入りは禁止
国境の封鎖
- 国際間の旅客輸送は陸・海・空路のいずれも、人道的理由による場合を除き7月1日以降も引き続き停止（貨物輸送含まず）。
公共機関窓口業務
- 所定の衛生プロトコルを遵守し7月1日以降徐々に再開
(ソース: El Peruano 26/06/20)
ペルー全土封鎖 外出制限104日目
6月27日0:00ペルー保健省（MINSA）発表COVID-19関連国内統計
- 感染者数 275989人（前日比+3625）
- 死者数 9135人（+196）
- 既検査数 1625135件（+20614）
- 陽性率 16.98%
- 死亡率 3.31%
- 入院患者数 10762人（-202）
- 上記の内ICU患者数 1169人（-3）
- 回復患者数 164024人（+4218）
6月27日0:00現在州別感染者数
(*Clasificación de las regiones naturales se rige a la de INEI. / 地域区分は国立情報統計庁の分類に従う)
COSTA 222953人（+2565）
- リマ 154713人（+1645）
- カリャオ 17747人（+167）
- トゥンベス 2518人（+39）
- ピウラ 16461人（+211）
- ランバイエケ 13259人（+161）
- ラ・リベルタ 9490人（+183）
- イカ 6981人（+130）
- モケグア 915人（+8）
- タクナ 869人（+21）
SIERRA 28742人（+579）
- カハマルカ 1929人（+113）
- ワヌコ 2128人（+39）
- パスコ 922人（+14）
- アンカシュ 7752人（+100）
- フニン 3633人（+75）
- ワンカベリカ 869人（+9）
- アヤクチョ 1717人（+39）
- アプリマック 530人（+5）
- クスコ 1727人（+29）
- アレキパ 6682人（+147）
- プーノ 853人（+9）
SELVA 24294人（+481）
- ロレト 8835人（+49）
- アマソナス 1971人（+55）
- サンマルティン 4361人（+198）
- ウカヤリ 7528人（+129）
- マードレデディオス 1599人（+50）
過去一週間の一日当り感染者数推移（カッコ内は死者数）
- 6月27日 3625人（196）
- 6月26日 3762人（178）
- 6月25日 3913人（175）
- 6月24日 3879人（182）
- 6月23日 3363人（181）
- 6月22日 2511人（178）
- 6月21日 3598人（184）
- 7日間平均 3521.6人↑（182↓）
(ソース: MINSA 6月27日)