ビスカラ大統領は30日の記者会見で、前日実施の4万9091件を加えた新型コロナウイルス(COVID-19)感染検査数の国内累計が101万2708件に達したと伝えた。
大統領は文化相の交替人事を発表すると共に、COVID-19感染に伴う闘病から執務復帰したモンテネグロ農業灌漑相に敬意を表した。また、大統領自身を含む閣僚の報酬を3か月にわたり減額、これを原資として、COVID-19との戦いで命を落とした医療スタッフの家族に総額800万ソレス(各戸4万ソレス)を配分すると伝えた。
大統領はさらに、コロナ禍に乗じた公務員汚職の横行に言及し「緊急事態の最中、国家の財産に手を出した者はあまねく罰を受ける。刑罰や制裁は二倍にするべきだろう」と強調。
併せて「1mの社会的距離を守り、常にマスクを付けることを忘れずに。COVID-19ウイルスの封じ込めは私たちの行動にかかっている」と付け加えた。
(ソース: 5月30日大統領記者会見)
地方間の空路・陸路移動、来月以降段階的再開へ
ペルーのロサダ運輸通信相は30日、国内の地方間における空路および陸路による交通機関につき、7月または8月から部分的かつ段階的に再開させると発表した。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による国家緊急事態宣言の発令に伴い、これらの交通機関は運行を停止している。
「経済活動再開第3段階で地方間の空路と陸路を徐々に再始動すべく、われわれは現在COVID-19ウイルスの感染者数や死者数などの指標を基に感染拡大のレベルを注視しています。着手は1か月半もしくは2か月以内になるでしょう」と同相はTV番組で述べた。
同相はまた、コロナ禍による陸運業界への経済的影響に言及。「リマ首都圏および地方部の交通機関に対し、首都圏統合交通局(ATU)と地方関連交通当局を通じた燃料補助金支給規定を週内に公布するため、経財省と連携し技術的要件を詰めています。5万台以上の長距離バスが対象になります」と明かした。
(ソース: El Comercio 30/05/20)
ペルー全土封鎖 外出制限76日目
5月30日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計
- 感染者数 155671人(前日比+7386)
- 死者数 4371人(+141)
- 既検査数 1012708件(+49091)
- 陽性率 15.37%
- 死亡率 2.81%
- 入院患者数 8465人(+32)
- 上記の内ICU患者数 940人(±0)
- 回復患者数 66447人(+3656)
5月30日0:00現在州別感染者数
COSTA
- リマ 96583人(+4526)
- カリャオ 12105人(+1324)
- トゥンベス 1219人(±0)
- ピウラ 7180人(±0)
- ランバイエケ 7020人(-40)
- ラ・リベルタ 3998人(+182)
- アンカシュ 3515人(+131)
- イカ 2789人(+98)
- アレキパ 3335人(+189)
- モケグア 477人(+15)
- タクナ 375人(+3)
SIERRA
- カハマルカ 720人(+20)
- サンマルティン 1225人(+74)
- ワヌコ 848人(+37)
- フニン 1816人(+61)
- ワンカベリカ 430人(+23)
- アヤクチョ 712人(+33)
- アプリマック 171人(+9)
- クスコ 1015人(+99)
- プーノ 333人(+12)
SELVA
- ロレト 4635人(+526)
- アマソナス 582人(+19)
- パスコ 458人(+10)
- ウカヤリ 3645人(±0)
- マードレデディオス 485人(+35)
過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 5月30日 7386人(141)
- 5月29日 6506人(131)
- 5月28日 5874人(116)
- 5月27日 6154人(195)
- 5月26日 5772人(159)
- 5月25日 4020人(173)
- 5月24日 4205人(83)
- 7日間平均 5702.4人↑(142.6↑)
(ソース: MINSA 5月30日)