ビスカラ大統領は29日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大阻止のため発令された緊急事態宣言により停滞中の国内経済につき、今後段階的に再生を図る予定と記者会見で伝えた。
ペルーの経済活動は現在50%しか機能していないと前置きし、大統領は4段階の再活性化プロセスを提示。
「我々は段階的に、かつ責任ある方法で経済の再生に着手しなければならない。プロセスは4段階で、ひと月当り10%づつ経済活動を増やしていく」と会見で述べた。
大統領はまた、旧市街の伝統的市場(いちば)”カケタ”で働く労働者を対象に、保健省が今朝抜き打ちで実施したCOVID-19ウイルス感染検査に言及。
「カケタでは市場関係者842人中163人、すなわちに5人に1人が陽性と判定された。つまり、市場に野菜やフルーツを買いに行けば、オマケにウイルスを持って帰るかもしれない」と指摘した。
(ソース: 4月29日定例記者会見)
ペルー全土封鎖 外出制限45日目
保健省発表による4月29日0:00現在の国内感染者数は33931人(前日比+2741人)、死者合計は943人(+89)。感染者の州別内訳はリマ21854人(+1806)、カリャオ3101人(+168)、アンカシュ630人(+32)、アレキパ529人(+28)、クスコ203人(+1)、ワヌコ169人(+1)、イカ401人(+48)、ラ・リベルタ615人(+30)、ランバイエケ1956人(+142)、ピウラ1080人(+120)、ロレト1003人(+122)、マードレデディオス105人(+8)、フニン373人(+42)、サンマルティン205人(+27)、トゥンベス290人(+15)、カハマルカ162人(+6)、パスコ95人(+5)、アヤクチョ80人(+8)、タクナ94人(+17)、ワンカベリカ75人(+18)、アプリマック66人(+2)、モケグア111人(+11)、プーノ89人(+1)、アマソナス119人(+11)、ウカヤリ526人(+72)。既検査数は296262件(+28650)、陽性判定率は11.45%、死亡率は2.78%。4289人が入院中(うち623人はICU)、10037人が回復へ。
(ソース: MINSA 4月29日)