1月12日に発生した外国人旅行者による文化財損壊行為に関連し、世界遺産マチュピチュ遺跡では2月から新たに18台の監視カメラが設置されることになった。
マチュピチュ遺跡公園の管理責任者ホセ・バスタンテ氏は、新たな設置個所をプエンテルイーナス、インティプンク、プエンテインカ(トップ写真)の3エリアならびにワイナピチュへの入り口付近と説明、各カメラを結ぶ光ファイバーケーブルについては既に敷設作業を終えていると伝えた。
遺跡公園内には現在、6台の監視カメラが導入されている。加えて遺跡内部には監視員60人、メンテナンス要員60人、受付・案内係40人が配置され、それぞれが遺跡の保安に努めている。
今月12日、6人の外国人観光客がマチュピチュ遺跡に不法侵入、石壁の一部をはがした上、遺跡内で排便したとして警察に逮捕された。
うちアルゼンチン人女性(1)、同男性(1)、チリ人(1)、ブラジル人(2)の計5人は、15年間の入国禁止措置を受け国外追放された。
一方、28歳のアルゼンチン人男性ナウエル・ゴメスには、文化財損壊行為により罰金約5000ソレスを含む執行猶予期間3年4か月の有罪判決が宣告された。この場合、国外追放は罰金の支払が条件となる。
(ソース: Andina 22/01/20)