8月第1金曜日は「国際ビールの日」。昨年度(2018年)におけるペルーのビール生産量は1416万2000ヘクト㍑、政治不安や投資の低迷、選択消費税(ISC)引き上げなどの影響を受け前年比で0.6%減少した。
市場リサーチ企業Euromonitor Internationalによると、ペルーの国民一人当たりビール消費量は46㍑で、ブラジル(63.8㍑)、コロンビア(53.5㍑)、チリ(47㍑)に次ぐ域内諸国4位。ちなみに5位はアルゼンチン(38.3㍑)、6位はボリビア(35.3㍑)。
一方旧大陸ではチェコ(138㍑)を筆頭に、オーストリア(105㍑)、ドイツ(101㍑)、ポーランド(97㍑)、エストニア(82㍑)などの強豪国が並び(Brewers of Europe調べ)、南米諸国はいまだ大きく水をあけられている。
ペルー国内ビール市場で96%以上のシェアを誇るBackus社主要ビール銘柄の2018年度販売動向は次のとおり。
Cristal(クリスタル)
ブランドシェア42%、前年比売上+1.9%、販売量▲6.7%。
Pilsen Callao(ピルセンカリャオ)
前年比売上+18%、販売量+9.3%
Cusqueña(クスケーニャ)
前年比売上+8.4%、販売量+4%
Corona(コロナ)
前年比売上+37%、販売量+41%
Budweiser(バドワイザー)
前年比売上+156%、販売量+365%
Stella Artois(ステラアルトワ)
前年比売上+42%、販売量+44%
Pilsen Trujillo(ピルセントルヒーヨ/トルヒーヨとプーノの地域ブランド)
前年比売上+0.5%、販売量▲8.7%
San Juan(サンフアン/プカルパの地域ブランド)
前年比売上+5.9%、販売量+0.5%
Arequipeña(アレキペーニャ/アレキパの地域ブランド)
前年比売上▲14.7%、販売量▲16.9%
(ソース: El Comercio 04/08/19)