ペルー文化省は13日、自国文化財の本国返還活動に関する広報を目的とした「ペルーのプレ・ヒスパニック期金銀細工: 返還された千年前の遺産」と題する展示会の開会式を行った。
この展示会は、ドイツや米国、スペイン、英国から返還された12点の歴史的遺物を一般に公開するもの。パトリシア・バルブエナ文化相は「展示会用に集められたこれらプレ・ヒスパニック期の貴重な金銀細工の本国返還は、ペルー外務省と米連邦捜査局およびインターポールの協力により実現した」と挨拶で述べた。
同相はまた、違法に国外へと持ち出されたペルーの文化財を取り戻すため、内外の様々な機関が連携しつつ取り組んでいると付け加えた。
シカンの黄金仮面を始めとする金銀細工が集う同展示会は、11月13日(火)から26日(月)にかけ文化省内で開催。開場は午前9時~午後6時、入場無料。
(ソース: PortaldeTurismo 14/11/18)