国立情報統計庁(INEI)は1日、リマ首都圏の11月消費者物価指数(コアCPI)をマイナス0.20%と発表した。
これにより首都圏CPIは3か月連続(9月▲0.02%、10月▲0.47%)で下落、第2四半期(4月▲0.26%、5月▲0.42%、6月▲0.16%)とあわせ今年度6度目のマイナスに。1~11月期の累計(+1.21%)も過去3年の同期比較(2014年+2.99%、2015年+3.93%、2016年+2.89%)を下回った。
年率(2016年12月~2017年11月)は+1.54%(月間平均値+0.13%)で、2014年(+3.16%)、2015年(+4.17%)、2016年(+3.35%)の各同期年率を下回り、今年初めて2%を割り込んだ(9月+2.94%、10月+2.04%)。
消費カテゴリー別では、主に食品・飲料(▲0.74%)と運輸・通信(▲0.03%)が後退。一方、衣料・靴(+0.13%)、住宅賃貸・
燃料・電力(+0.91%)、保険・衛生(+0.10%)が大幅、家具・調度・住宅営繕(+0.07%)、娯楽・レクリエーション・文化/教育サービス(+0.04%)、その他財・サービス(+0.04%)が小幅に上昇。
当月のコアCPI(註: 日本ではコアコアCPI)算出にあたり、消費カテゴリーから食品・飲料(▲0.74%)、ガソリン・潤滑油(+0.20%)、家庭用プロパンガス(+0.89%)、固形燃料(+0.20%)、家庭用天然ガス(+0.21%)、住宅用電力(+2.25%)は除外。これらを含めた首都圏11月CPI(総合指数)は+0.03%、年率では+2.23%になる。
(ソース: Gestión 01/12/17)