アルコム2月号で執筆したペルーのオタク雑誌の編集部の方からなんと、オタクイベントにお招きいただきました。その名も「Reencuentro Sugoi 15 años/15周年、スゴイ再発見」。
「スゴイ」って?それは日本のアニメをこよなく愛するペルー人兄弟が送るペルー発のオタク雑誌。今年で創刊15周年という、ペルー一、いや南米一歴史あるオタク雑誌なのですよ。
日本のアニメや漫画のストーリーや人物像を、彼らが独自に分析。情報量も豊富で、その情熱たるや、本当に「スゴイ」のです。このスゴイ編集部、以前は映画上映会やコスプレ大会などイベント企画もやっていましたが、イベントというのは手間がかかる割に儲からないらしく、競合も増えたということで、ここ何年かは雑誌の編集・出版にのみ注力を注いでいました。
とはいえ、この雑誌も今年で創刊15周年。「あの日の興奮をもう一度!」ということで、今回のイベントを開催した訳です。しかし、私が会場に行けたのはイベント終了の1時間ほど前。コスプレ大会やアニソンのイベントはもう終わっており、会場では「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」が上映中でした。
もちろん海賊版にお手製のスペイン語字幕入り。この字幕は、あるペルー人日本語教師が翻訳しているそうです。←(偶然ながら、この先生には大変お世話になりました)
後半で、シンジがカオルを握りつぶすシーン。友人を殺さなければならないシンジの葛藤が、画面の静止という形で表現されています。ま、日本のアニメやドラマならよくある表現方法。とはいえ、その停止時間はあまりにも長すぎる。
エヴァは見たことがあったので、「あー、確かここ、どうしようもなく待つんだよなー」と思いながら、次のシーンに移るのをじりじりと待っていました。しかし、会場には待ち切れなかったオタクちゃんもいたようで「おーいっ! 画面が動いてないぞー!」とヤジいろいろ。ベテランオタク?の諭すような声も聞かれ、そっちのほうが見ていて面白かったです。
でも最後は拍手喝さい!「アニメは世界を繋ぐんだー!」と、なんだか嬉しくなりました(笑) 最後はちょっとしたクイズや、アニメの名曲をインストゥルメンタルで生演奏。なぜかX JapanのForever Loveも。「僕たちの雑誌「スゴイ」は、この曲とともに大きくなったんだ」みたいなことを言ってましたが、Xファンがそれを認めてくれるかどうかは疑問です。
私はまた途中で抜けましたが、ペルーのアニオタの皆さんの熱い想いはよくわかりました。次の機会には、最初から参加したいな。ペルーの「スゴイ」を再発見した、なかなか楽しいイベントでした♪
う。その熱気イタいほど分かるような(汗)
よしじゃあ今度ペルーのコミケにバリ舞踊コスプレで乱入していたいけなペルーのアニヲタを混乱させたろ(笑)
昔の日本のコミケやコミコンは、今みたいにカラッと明るくはありませんでした。「もう子供でもあるまいに、いい歳してマンガなんか…」と親や世間の冷ややかな視線を浴びつつというカンジでしたね~
アニメもヲタク文化も、今やすっかりひとつのジャンルとして「アリ=定着」して…うらやましいなぁ
あはは!ぜひぜひ乱入してきてー!奴ら、すっごく喜ぶと思うよ~!こちらのアニオタくんたちも、多少は冷たい視線を浴びているんじゃないかなと思います。やっぱりお金のかかる趣味だし。でも明るいんだよね!そしてすごく楽しんでいる。パワーを感じます。