この前スーパーに行ったら、スタッフが入荷したばかりの箱入り飲料水を次々と配っていた(もちろん有料)。一時は買占めで完売した水も、夜を徹して頑張ってくれているメーカーのおかげで細々とながらなんとか入荷されている。さすが首都リマの新市街、郊外や地方だったらこうはいかない。
断水はまだ続いていおり、完全復旧の見通しはまったく立っていない。Sedapalの言葉はまったく信用できないし、自力で対処するしかない状況だ。無料の配水所を利用するのは当然ながら、噴水の水をくみ取ったり(この非常時に噴水を稼働させているとは!)、消防車を呼び出して水を貰おうとしたりと、必死に知恵を絞るペルー人たち。水害で水がないって、本当に情けない。
こんな状態でもあるところにはあるもので、有料の給水車が引っ張りだこ。こんなに水がないって騒いでるのに、一体どこから持ってくるのだろう。しかもお値段はなんと600ソレス(20㎥)!うちのアパートなんて、8家族で月200ソレス以下だよ。まったくどれだけ吹っかけてくるのか。いくら需要と供給とは言え、限度ってものがあるだろう。
このまま断水が続いたらもっと値上がりするんだろうな。まさに命の沙汰も金次第。この国で生きていくのはやはり容易ではない。