コンチャ・ネグラ3月末まで禁漁

ペルー北海岸、エクアドルと国境を接するトゥンベス州名物の「コンチャ・ネグラ(フネガイ科の貝)」が、2月15日から3月31日まで例年通り禁漁となる。

2005年のペルー海洋研究所(IMARPE)報告書「トゥンベス地方におけるコンチャ・ネグラ漁業資源の現況」により、マングローブ林に生息するこの貝が乱獲で急減していることが判明、生産省が翌年禁漁規制(生産省決議第014-2006号)を設けた。

漁業一般法および同細則は、禁漁期間中にこの貝を捕獲、水揚げならびに/あるいは輸送、加工、取引もしくは利用した個人ならびに法人が制裁対象になると定めている。

トゥンベス沿岸の2972㌶におよぶマングローブ群生域には、“コンチェーロ”と呼ばれる200以上のコンチャ・ネグラ漁師が存在、うち114の漁師が生産省地方支局と自然保護区から伝統的漁民として認可されている。

(ソース: Andina 16/02/17)