1月25日 (社)ラテンアメリカ協会の季刊会報誌「ラテンアメリカ時報」に ラテンアメリカ都市物語 <第3回>リマ(ペルー) -変化し続ける諸王の都- が掲載されました。
昨年から始まった、ラテンアメリカ都市物語シリーズ。これまでさまざまな媒体に紹介してきたリマの歴史や都市拡大の様子を、連続した時間軸で再確認するよい機会になりました。ピサロが建都したその日から、現代に至るまでおよそ500年。都市として変貌していくリマを見つめる作業はとても興味深かったです。
かつて「太平洋の真珠」と謳われるほど美しかったというリマの街並み。でも今のリマしか知らない私は、書物に書かれたその言葉をすんなり受け入れることができませんでした。ところがパードレ・カトウの思い出話に登場したリマの街は、まさに輝く真珠そのもの!そんなリマがどう変わっていったのか…。
その辺をもう少し掘り下げることができればよかったのですが、最後は文字数との戦いで(苦笑)。ラテン諸国の数ある魅力的な都市の中でも、メキシコシティとならんで抜きんでた歴史を有するリマを表現するのは容易ではなく、とてもいい勉強になりました。執筆の機会をくださった編集部の皆さま、どうもありがとうございました。