クスコ観光議会(CARTUC)は、9月12日および13日に予定されている新たなストライキの告知につき、暴力に則り社会平和と観光活動を脅かす意図があると指摘し、これを非難した。
「今年8月3日と4日にウルバンバでストライキが実施された。この数週間、クスコで暴力の拡大を助長しようとする複数の
企てを我々は目にしている。明らかに今回(のストライキ)は、地域経済の25%を担う観光分野を脅かす目的がある」と
CARTUCは説明。
また、「ストライキを駆り立る勢力が示す動機は政府との対話を反故にするための口実で、彼らは既に解決された3点の“基本方針”に固執している。我々はこの騒動への無関係な顔ぶれの加担を目撃しており、その唯一の目的は政治的な利益を得るため社会的混沌を生み出すことだ」と指摘した。
ウルバンバとマチュピチュの住民による要求の解決に向け首相府(PCM)が召集した対話の場にCARTUCは参加。「話し合いでは色々な面から貢献できたと思っている。幸いなことに、マチュピチュ村の使節は個別の関心事より平和的解決が肝要と理解し、ペルーレイルとは満足な合意が達成できた。一方、ウルバンバの使節は明白な政治的意図からストライキの実施に拘泥、極左政党と結託し、なりふり構わずエスピナールやキジャバンバを始めとする複数地域の支援を広く取り付けようとしていた」と報告。
幸いにも、クスコ労働者連合(FDTC)はストに従うつもりはないと発表。CARTUCはこれにつき、ストの違法性が明らかになり参加への関心が薄れたものと見ている。
CARTUCおよびAATC(クスコ旅行代理店協会)はまた、ストが実施される可能性を考慮し、マチュピチュ遺跡観光の代替交通手段を安全確実にすべく国家警察(PNP)と緊密な調整を行っている。
「我々はすべての市民に対し強行なストには参加せず通常通り働くよう呼びかけた。ツアーオペレーターには、車列での走行のようなしかるべき配慮をし警察の支持に従うこと、さらにはSNS(whatsapp)を通じ警察署やCARTUC(984661205)宛に道路状況を知らせてほしいと伝えている。憲法に則り、労働の権利や通行の自由の侵害は許されない」とCARTUCは強調した。
(ソース: Portal de Turismo 08/09/16)