2016年2~4月期のリマ首都圏における雇用は15万500人増加、前年同期比で3.2%伸張し直近35か月最大の上昇率となった。国立情報統計庁(INEI)が発表した。
うち男性は9万9100人で3.9%増、女性は2.4%の増加。リマ首都圏の就労者は480万7000人になり、これは同労働力人口(PEA)の93.0%に相当。
年齢層別では、25歳未満(4.0%増)、25~44歳(2.7%)、45歳以上(3.9%増)とすべての階層で亢進。学歴別では大卒(7.3%増)、初等教育以下(5.1%増)、中等教育(4.3%増)で増加、専門学校卒は4.8%減少した。
企業規模では、従業員10人以下(3.4%増)、11~50人(2.9%増)、51人以上(3.0%増)と零細小企業から大企業まですべての階層で増加。
2月~4月期、リマ首都圏で働く労働者の平均月額給与は5.2%増え1646.9ソレス(現在の為替レートで約5万3617円)に。男性(3.9%増)に比べ女性(7.5%増)が伸びたが、給与額は女性が男性の71.0%と未だ性差がある。
年齢層別の平均月額給与は25歳未満(9.1%増)、45歳以上(5.7%増)、25~44歳(4.3%増)の順に増加、学歴別では大卒(8.4%増)、中等教育(4.5%増)、初等教育(1.8%増)で上昇、専門校等大卒未満の高等教育卒では2.3%下降した。
尚、同3か月間のリマ首都圏の失業率は7.0%(36万700人)、女性(8.0%)や25歳未満(15.1%)、大卒以上(9.0%)の各カテゴリーで失業者が目立った。
(ソース: INEI)