北のマチュピチュと称される「クエラップ遺跡」への年間3万6000人を超える観光客をターゲットに、Vive PerúとLC Perúの2航空会社が今年中にチャチャポヤス便の営業運行を開始する予定。
Vive Perú航空は、北部都市トルヒーヨとチクラヨ、チャチャポヤス間の三角ルートに9人乗りのSuper King Air B200を2機投入。同社は昨年下半期にクスコ⇔マヌー航路を始めとする国内チャーター便の就航を果たしている。
一方、LC Perú航空は現在飛行ルートを検討中。有力案は、アマゾンの都市タラポトやイキトスへのハブ空港となり得るチクラヨを経由するリマ⇔チクラヨ⇔チャチャポヤス便で、90日以内には決定される模様。機材はBombardier Q400(76人乗り)と同Q202(37人乗り)を投入する予定。
また、これら2社以外にもKasianovグループのStar Perú航空と、Móvil Toursを傘下に抱えるMatosファミリーのMóvil Air航空がチャチャポヤス便運行に関心を示している。
チャチャポヤス周辺には、クエラップ遺跡以外にもゴクタの滝やレイメバンバ博物館などの観光地がある。2015年度におけるそれぞれの観光客数は、クエラップ遺跡が3万6385人(うち外国人観光客2万9092人)、ゴクタの滝が1万9530人(同1万3814人)、レイメバンバ博物館が8829人(同6850人)。2012年以降、同地域への商業便運行は途絶え、観光客のアクセスは現在陸路のみ。
(ソース: El Comercio 14/03/16)