2015年12月期、リマ首都圏の消費者物価指数は0.45%上昇。ロイター通信社の調査によると、1月~12月期の年間インフレ率は4.40%で、中銀(BCR)の目標レンジ(1~3%)を大幅に上回り、市場予測(4.20%)をも凌ぐ結果となった。
過去3年の年間インフレ率は、2012年2.65%、2013年2.86%、2014年は3.22%。2015年度は、不動産賃貸・燃料・電力(7.75%増)、食品・飲料(5.37%増)、医薬品・衛生(4.58%増)、レジャー・娯楽・文化・教育(4.30%増)の各指標で上昇が目立った。
また、衣料・靴(3.16%増)、家具・調度・住宅修繕維持(2.22%増)、その他財・サービス(2.74%増)、交通・通信(1.83%増)も上昇。
不動産賃貸・燃料・電力(7.75%増)は、家庭用電力料金の大幅な値上げ(18.7%増)が影響と分析、この他にも水道料金(8.1%増)、住宅賃貸料(3.5%増)も値上がりしている。
食品・飲料(5.37%増)は、第2四半期から値上がりが顕著となり12月末には53.5%価格が上昇したじゃがいも類が影響、砂糖の価格も19%上がっている。
医薬品・衛生(4.58%増)については、主にドル高騰による医薬品の価格上昇を受けたとされる。
(ソース: Gestión 01/01/16)