文化省は、来年1月に予定されているユネスコ使節の来秘に先立ち、マチュピチュ遺跡への訪問者用新退出路設置を進めている。
マチュピチュ遺跡公園管理責任者のフェルナンド・アステテによると、この退出用通路は植栽などで周囲の環境に合わせ、現状の地形に沿って造成されるという。
退出路の新設は、遺跡訪問者の増加による混雑の解消をユネスコが勧告したことに答えたもの。完成後、観光客は遺跡からバス乗り場までこの新ルートを利用することになる。
今年4月には2015~2019年度マチュピチュ遺跡保全マスタープランが国内で承認されており、今後2年間でユネスコの世界遺産委員会が3回にわたり評価チームを派遣、遺跡の保全策実施状況につき危機遺産リストへの追加も視野に入れた判断を行う予定。
(ソース: La República 15/12/15)