保健省 ジカウイルス感染症への注意喚起

ペルー保健省は、ネッタイシマカが媒介するジカウイルスの伝染可能性がある地域や国への旅行者に対し、予防措置を講じるよう勧告した。

米州保健機構が発出した流行警戒警報によると、ネッタイシマカはジカ(Zika)ウイルスのみならず、デング熱やチクングニヤ熱も媒介する。感染すると、微熱や発疹、結膜炎、頭痛、筋肉痛、関節痛などを引き起こす。

今月3日までに、ブラジル、チリ(イースター島)、コロンビア、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコ、パナマ、パラグアイ、スリナム、ベネズエラの10か国で、土着性の同ウイルス伝染が確認されている。

これに伴い保健省は、これらの国への旅行者に対し、できるだけ肌を露出しない衣服の着用、4時間毎の虫除け薬塗布、網戸や蚊帳のある部屋の使用などを推奨している。

また、今のところペルーでの同ウイルス感染報告例はないものの、ネッタイシマカが生息する地域は国内にも存在する上、感染者が入国すればウイルスも容易に拡散すると忠告した。

(ソース: Andina 11/12/15)