チケットを購入した時、旅行代理店のアレックスから「午後のCityツアーは1時30分からだから、午前中のツアーが終わったら、アルマス広場で待っててね。」と言われた。でも午前のツアーバスがクスコに戻ってきたのが、すでに2時20分。おーい、どうすりゃいんだー!
アレックスに電話すると、「迎えの女性を送るから、一緒にコリカンチャに来て」とのこと。Cityツアーの最初の目的地は、コリカンチャだったらしい。「君たちは、昨日もう見たんでしょ?」だって。確かに見たけどさー、一応ツアー料金払ってるんだからさー。「ツアーの集合時間に遅れたら、置いて行かれる!」ってつい心配しちゃうけど、ここはペルー。こっちが遅れても怒らない代わりに、自分たちが遅れても謝らない。急いでお昼ご飯食べて、損しちゃったよ。ぷんっ!
Sacsayhuamán(サクサイワマン) ケチュア語で「満足したハヤブサ(鷹)」の意。クスコ中心部より北西2kmの丘の上にある、3層造りの美しい城塞だ。多くのサイトでは、「クスコを守るための砦」として紹介されているが、「インカ国家の形成と崩壊」>では、その説に疑問を唱えていた。クスコ市周辺には、他に大きな防御施設の後が何もないこと、(王都クスコを守る必要があったなら、北側一か所だけというのはおかしい)インカ拡大中、クスコは敵から攻撃される危険がなかったこと、チャンカ人(クスコ建設以前にインカと戦った民族)たちのクスコ攻撃に関する物語にも、防塞については何も語られていないこと、などの理由からだそうだ(もっと書いてあったけど、長いのでここまで。)このことから、勝利の記念碑として、儀式的な戦争や祭祀が行われた場所なのではという。確かに遺跡の左側の坂を下れば、簡単にクスコ市内になだれ込むことができそうだ…あなたはどう思いますか?
城塞にせよ宗教施設にせよ、この見事な石組には脱帽。また石壁には、蛇や魚、鳥などをデザインした個所がいくつかあるという。ここは…
リャマ、だそうです。
午前中は降ったりやんだりだった雨。サクサイワマン見学中に晴れました!美しい虹が、クスコの街の上に掛かる。すぐに消えてしまったけど、とっても得した気分♪
この木は「Quina/キナ」、ペルー国旗に描かれている木。南米アンデス原産のこの木は、マラリヤの特効薬「キニーネ」の原料としてあまりに有名。その昔スペイン人がやって来るまで、マラリヤという病気は南米にはなかった。
その他にもコレラ、インフルエンザ、麻疹、ペスト、猩紅熱、睡眠病(嗜眠性脳炎)、天然痘、結核、腸チフス、黄熱などが、ユーラシアとアフリカからアメリカ大陸へもたらされたという(wikiによる)。
Tambomachay/タンボマチャイ(Tampumachay/タンプマチャイ) ケチュア語で「休憩所」インカ皇帝の水浴場とも、各地から情報を持ってくるチャスキが、クスコに入る前にここで身を清めたとも言われる、未だ源泉がわかっていない、聖なる泉。
Puca Pucara/プカプカラ 夕刻、太陽の光に石壁が赤く染まることから、ケチュア語で「赤い要塞」を意味するこの名がついている。1月の豪雨災害の影響だろうか、一部にビニールシートが掛けられていた。
観光バスが来ると、どこからともなくやってくる地元の人たち。リャマやアルパカの写真を撮らせて1ソルを稼ぐ。観光客で嫌なのは、勝手に撮影してお金を払わない人。今回も「今、細かいのない」と言って、ヘラヘラ笑いながら逃げていく人がいた。それって泥棒じゃない?この1ソル写真は、もうれっきとした商売だよ。私もセコイけど、写真代は払います。あー、嫌なものを見た。
Quenqo/ケンコー ケチュア語で「迷宮」実は期待していた以上に気に入った場所。日時計(インティワタナ)の後ろにある巨大な岩の中に入ることができるのだが、大きな岩の壁に囲まれた狭い通路を通るため、まさに迷宮といった感じ。ここはセレモニー施設だったらしい。
自然の岩の形を利用し、複雑な造りになっている。うーん、もう少しゆっくり見学したかった…
猫科動物(ピューマ)を模したポール。こういうセンス、好き。
最後の最後に立ち寄った、クスコ市内を一望できる丘。ライトアップされたキリスト像が、手を広げております。
丘からみたアルマス広場とクスコ市街。最高の眺めでした。こうして2つのツアーを無事終了!母、お疲れ様でした。だんなもねー。そして明日もまた朝から1日ツアーだ~!!!