ペルー北東部ロレト州の州都、イキトスから14km離れたエル・バリリャール村に住むドイツ人のMiriam Haeckerさんは、かつて不思議な体験をしたと語る。アヤワスカを何度も飲んでガンが治ったと言うのだ。
Haeckerさんは、村に様々な病人を治療するための施設を建設した。そこには、遠くヨーロッパからも患者がやって来るという。
彼女はイキトスに住んで8年になる。最初にイキトスを訪れたのは、ちょうど本国ドイツの検診で腸にガンが見つかった後だった。友達の勧めで現地では「死者の蔓」と呼ばれるアヤワスカを生薬と共に飲み、帰国後再検査を受けたところ、彼女のガンは治癒していたという。
「私だけじゃなく、お医者さんたちも驚いていたわ。再検査は陰性で、ガンが消えていたんですもの。」施設内を歩きながら、彼女は当時を振り返る。
ガンやその他の病気に効く植物がペルーアマゾンに存在することを知った彼女は、自分以外の患者の一助になれればという思いから、再びイキトスへと戻る決意をした。
「恩返しは大切なこと。片方の手で幸運をつかんだら、もう一方の手で誰かにその幸せを分けてあげるの。そのために神様は両手を与えてくれたのよ。」施設の入り口で彼女はこう結んだ。
(ソース:RPPニュース)