沖縄祭りに行ってきた。オリオンビールとソーキソバを求め、現地で友達と待ち合わせ。沖縄系移民はペルー日系人の8割近くを占めるだけあって、祭りの参加者と日系協会で活躍する人々の顔ぶれはずいぶん重なっている。それでも、彼らの表情が日系協会として行うイベントの時よりずっと寛いでいるように見えたのは、Okinawenseにとって故郷の祭りだからに他ならない。
オリオンビールはなかったが、ソーキソバは美味しかったし、足テビチもボリューム満点で何よりだ。屋台にはソバを求める人がずらりと並んでいたが、裏の作業場から「わ~、美味しそう!でもすっごく並んでるしなぁ~」と声を掛けたら、オバチャンたちは「いいよ、ここから持って行きなさい」とその場で売ってくれた。はは、ラッキー!サーターアンダギーも美味しかった。ユカモチを買い損ねたのは痛恨の極みだ。
ホールでは在秘日本人+日系の方々による着物とお茶のセレモニーが行われていた。なぜ沖縄祭りで本島の着物と茶の湯なのか?琉球着物とブクブク茶やろ?と突っ込まずにはいられない私。三線や沖縄民謡、エイサーは世代を超えてここペルーにも伝わったが、沖縄の着物やお茶はたぶんほとんど知られていないだろう。歌と踊り優先なのは、やはりラテンの血の影響だろうか。
ショーで驚いたのは、浴衣の着付けが行われたこと。着付けの先生が「はい、では浴衣の着方をお教えしましょうね~」と女性の帯に手をかけた時は、「おぉ、なんと大胆な!」と思わず声をあげてしまった。もちろん下着までさらけ出した訳ではないが、年配の女性が若い女性の帯を2人掛かりで解いていく様は、なんかもうドキドキだ。そこまでするなら「あ~れ~」とくるくる回って欲しかったが、さすがにそれはなかった。残念。
ショーの観客は、日系人より純ペルー人が多かったように思う。彼らが(沖縄と本島をひっくるめ)日本文化に興味を持ってくれるのはやはり嬉しいことだ。どこの着物かなんて些末なことだな、とちょっと反省。「(よくわからんが)きれいだったね」と思ってもらえればそれでいい。
参加者の皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。沖縄のオバチャンたち、美味しいソバをご馳走様でした。
興味深い記事ありがとうございます。また楽しみにしています。
mitさま
こんにちは。拙ブログをご覧いただきありがとうございました。沖縄祭り、楽しかったですよ。Okinawenseの世代の厚みというか、パワーを感じました!
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。