今年で5回目を迎える美食の祭典Mistura2012、主催者のペルー美食協会(Apega)は約60万人の来場を見込んでいる。昨日発表された今年度イベントの概要は次のとおり。
開催日: 2012年9月7日(金)から9月16日(日)
場所: Campo de Marte (ヘスス・マリア区) – 入口はPlz. Jorge Chávez、Av. Salaverry、Av. Pista Centralの計三個所。
会場はアンデス山脈をイメージしたデザインになる予定。中央モニュメント周辺の「グラン・メルカド (巨大市場)」や「ラ・ペルアニダー通り 」にはレストランや仮設テント、展示スペースが設けられ、芝生や木陰のテーブルでは地方の名店による料理が味わえる。
前回より約60%広くなった会場には、国内全州からクリオージャ料理、ペルー家庭料理、セビーチェ、イタリア系料理、地方料理、フュージョン料理など54のレストラン、70の屋台、16の地方食堂が集結する。
国内酒造メーカーによる「ピスコ・コーナー」ではペルーの国民的蒸留酒ピスコの製造工程を解説、試飲もできる。「パン・コーナー」では全国各地の50種類以上にのぼるパンを直売、「チョコレート・コーナー」ではクスコのチョコレート
博物館宜しく30数種の国産チョコが出品され、優れた生産者には表彰の機会も。コーヒーの特別コーナーもある。
昨年のフルーツに変わり、2012年の「グラン・メルカド」のテーマはキヌアやカニワ、キウィチャなどのアンデス産穀類。地方山村から350以上の生産者が集まり、200以上のブースが設けられる。また、Massimo Bottura (伊)、Joan Roca (西)、Elena Arzak (西)、Eneko Atxa (西)、Alain Duccase (仏)、Maxime Bilet (米)、Daniel Ovadia (墨) を始めとする.国内外の有名シェフ30人以上による講演会も開催される。
また、会場では定番のピスコサワーやチルカーノはもちろん、クイとパイチェ (ピラルク) を使った斬新な料理、優れたロモ・サルタードやセビーチェ、ロコト・レジェーノ、炒飯やフアネに賞が贈られる。さらに、最優秀パティシエならびに若手パティシエ、最優秀シェフおよび若手シェフの表彰も。
(ソース: エル・コメルシオ)
会場地図