ペルー中央準備銀行(BCR)は、コレクション用1ソル硬貨「ペルーの富と誇り」シリーズ第8弾を発表しました。
今回のデザインは、ペルー南部アプリマック州の州都アバンカイから北東へ約1時間、インカ時代の遺跡にある「サイウィテの石」をモチーフにしたものです。
高さ2.3m、周囲11mのこの石には古代山村の風景とともに人や動物などの精巧な彫刻が施され、水信仰や山岳信仰に関係する祭祀に用いられたと考えられています。また、上部の窪みに溜まった雨水が岩の内部を通じ、周縁部に穿たれたいくつもの小さな穴から排水される仕組みになっています。
発行枚数は他の同シリーズ硬貨同様1千万枚です。これまでに発行された同シリーズの硬貨は次のとおり。
- 黄金のトゥミ(ランバイエケ州)
- カラヒアの石棺(アマゾナス州)
- ライモンディの石碑(アンカシュ州)
- シユスタニ石塔墳墓群(プーノ州)
- サンタ・カタリナ修道院(アレキパ州)
- マチュピチュ遺跡(クスコ州)
- グラン・パハテン(サン・マルティン州)
- サイウィテの石(アプリマック州)
(ソース:エル・コメルシオ)