2011年度第一四半期におけるGDPの伸びが約8%と予想されているペルー(2月8日/Scotiabank調べ)では、経済成長の勢いに呼応するかのように観光客の数も増えています。
日々増加する入国者に対応するため、ペルーの空の玄関Jorge Chávez空港では、現在24ヶ所ある入国審査ブースを32ヶ所に増設することが決まりました。入国管理業務を管掌する内務省大臣は、TVPeruの取材に対し「入国審査をよりスピーディーに行えるよう、サービスを改善して行かなければならない」とコメントしています。
日本からペルーへのフライトは深夜の到着になるので、一刻も早くホテルの部屋で長旅の疲れを癒したい旅行者にはうれしいニュースですね。さて、2008年6月に改正施行された法令により、現在入国審査ブースで日本人旅行者に付与される滞在許可日数は最大183日となっています。
ただし、それぞれの入国審査官が個々の旅行者の状況を判断して滞在日数を決めるので、人によって付与される日数はまちまちです。帰国フライトのチケットが10日後となっているのに、6ヶ月の滞在を許可してくれる太っ腹な審査官にはなかなかお目にかかれないでしょう。
付与された滞在日数の延長はできないので、より長く滞在したい個人旅行者は、ブースで審査官に直接お願いしてみるしかありません。この場合「家族がペルーに住んでいる」とか、「リマにアパートを持っている」とか、相手が納得してくれるようなもっともらしい理由があれば成功率が上がるかも知れません。
健闘むなしく空振りに終わった人も、落ち込む必要はありません。ペルー南端の街タクナへ行けば隣国チリへの日帰り旅行ができますし、チチカカ湖を旅するついでにボリビア領の太陽の島やコパカバーナを訪れれば、国境も跨げて一石二鳥。国民の7割以上がO型のペルーでは、ポジティブな人生を心がけましょう。